君の愛に酔う~藤の下で出会った2人の物語~
「そうか、ジジも辛い思いをしていたんだね。姉さんがウルフェニー家にひどい扱いをされていることは知っていたんだが、その当時はウィステリアもまだまだ国力が弱くて何もできなかったんだ。すまない。」
「ウィルが謝るようなことじゃないです。」
「でも今は違う。ジジのことは必ず私が守る。姉さんを守れなかったからこそ、なんとしてもジジのことは幸せにしてやりたい。それが姉さんへの恩返しなんだ。」
「ウィルはね、ジジのお母様のことが大好きなの。両親に代わって自分の面倒を見てくれたお姉さまのことを今でも慕っているのよ。ほんと、とんだシスコンよね。」
「姉さんを虐げたウルフェニーも許せないが、ジジを辛い目に合わせたイーリスも許せない。今回の戦争、俄然やる気が出て来たぞ。我が国を舐めてかかるとどうなるか、目にものを見せてやる。」
「でも意外ね。ユリウス様は数年前にこちらに留学されて食事にお招きしたこともあるけれど、現代的な考え方を持った若者だなって印象だったのに。彼はウィステリアに好意的だと思っていたけど。」
「俺の予想だが、今回の戦争を主導しているのは国王じゃなくてシュヴァルツの禿狸の方だ。あいつは昔からうちの港を狙ってたからな。」
「マグノリアには貿易が行える港がないものね。鉱山資源でもともと懐が潤ってるんだから、関税ぐらいケチらずに払いなさいよ。」
「ウィルが謝るようなことじゃないです。」
「でも今は違う。ジジのことは必ず私が守る。姉さんを守れなかったからこそ、なんとしてもジジのことは幸せにしてやりたい。それが姉さんへの恩返しなんだ。」
「ウィルはね、ジジのお母様のことが大好きなの。両親に代わって自分の面倒を見てくれたお姉さまのことを今でも慕っているのよ。ほんと、とんだシスコンよね。」
「姉さんを虐げたウルフェニーも許せないが、ジジを辛い目に合わせたイーリスも許せない。今回の戦争、俄然やる気が出て来たぞ。我が国を舐めてかかるとどうなるか、目にものを見せてやる。」
「でも意外ね。ユリウス様は数年前にこちらに留学されて食事にお招きしたこともあるけれど、現代的な考え方を持った若者だなって印象だったのに。彼はウィステリアに好意的だと思っていたけど。」
「俺の予想だが、今回の戦争を主導しているのは国王じゃなくてシュヴァルツの禿狸の方だ。あいつは昔からうちの港を狙ってたからな。」
「マグノリアには貿易が行える港がないものね。鉱山資源でもともと懐が潤ってるんだから、関税ぐらいケチらずに払いなさいよ。」