君の愛に酔う~藤の下で出会った2人の物語~
ウィリアムはジゼルに娘として愛情を注ぐ一方で、
なんとか戦争を回避できる方法はないか、ユリウスとの接触を試みていたのだが、
なかなかうまくいかない。
国境付近ではもう既に両者にらみ合いの状態が続いている。
いつ戦争の口火が着られてもおかしくない状況に焦りを感じていた。
「ローリー卿、マグノリア国王との接触はまだできないのか?」
「陛下、申し訳ございません。密偵は放っているのですが、シュヴァルツ公の息のかかっていないものを見極めるのが難しく。」
「もう時間がない。戦線からの報告では既に小さな小競り合いが起きていると聞いている。」
「既に我々が把握している情報では、宰相のシュトラウスは国王と一心同体で彼に繋がれば間違いありません。それから軍のトップのヴァルモーデンは中立の立場ですが高齢のため前線には出てきません。ヴァルモーデンにかわって軍を指揮している3人の中将のうちゲッティンゲンはシュヴァルツ公の甥でダメです。フェルツはまだグレーですが、ラーデマッハーは信用できそうです。騎士団を指揮しているロートシルトも国王とは昔馴染で腹心の部下だと。」
「闇雲に誰彼と接触しても危険だ。接触の可能性が最も高いのは前線に来ているかもしれないロートシルトか。」
「ではロートシルトとラーデマッハーの2名に絞ってみます。」
「急げ。」
なんとか戦争を回避できる方法はないか、ユリウスとの接触を試みていたのだが、
なかなかうまくいかない。
国境付近ではもう既に両者にらみ合いの状態が続いている。
いつ戦争の口火が着られてもおかしくない状況に焦りを感じていた。
「ローリー卿、マグノリア国王との接触はまだできないのか?」
「陛下、申し訳ございません。密偵は放っているのですが、シュヴァルツ公の息のかかっていないものを見極めるのが難しく。」
「もう時間がない。戦線からの報告では既に小さな小競り合いが起きていると聞いている。」
「既に我々が把握している情報では、宰相のシュトラウスは国王と一心同体で彼に繋がれば間違いありません。それから軍のトップのヴァルモーデンは中立の立場ですが高齢のため前線には出てきません。ヴァルモーデンにかわって軍を指揮している3人の中将のうちゲッティンゲンはシュヴァルツ公の甥でダメです。フェルツはまだグレーですが、ラーデマッハーは信用できそうです。騎士団を指揮しているロートシルトも国王とは昔馴染で腹心の部下だと。」
「闇雲に誰彼と接触しても危険だ。接触の可能性が最も高いのは前線に来ているかもしれないロートシルトか。」
「ではロートシルトとラーデマッハーの2名に絞ってみます。」
「急げ。」