君の愛に酔う~藤の下で出会った2人の物語~
「ウィルヘルミーナ様、ウィリアムです。」
「あら、誰かと思えば。私がプレゼントした電話、やっと使ってみる気になったの?」
「女帝陛下のお優しさに今日ほど感謝した日はありません。実はユーフォルビアとマグノリアが我が国に侵攻してきまして、王都とリリオぺが狙われております。ハイドランジアから援軍をいただきたい。」
「なんだか不穏な動きがあるとは聞いていたけど。リリオぺまで攻められてるのはまずいはね。港にはうちの商船も多く寄港しているし。分かったわ。ハートシードに駐屯している私の軍はあなたが自由に使いなさい。私は新しい軍をリリオぺに派遣して防衛しましょう。それまで耐えるのよ。」
「ありがとうございます。」
「ウィリアム、この貸しは高くつくわよ。じゃあね。」
「ウィル、女帝陛下はなんとおっしゃったの?」
「女帝陛下は援軍を承知してくれた。ターナー、すぐにハイドランジアの駐屯地に向かえ。マックスウェル提督と話し合う必要がある。奴らが王都に到達するまでにこちらもやれることをやっておかなければ。あぁエリー、そんな顔しないで。勝つのは我々だ。」
ウィリアムは不安そうな表情を浮かべる妻を優しく抱き締めると、
慌ただしく執務室を出て行った。
「あら、誰かと思えば。私がプレゼントした電話、やっと使ってみる気になったの?」
「女帝陛下のお優しさに今日ほど感謝した日はありません。実はユーフォルビアとマグノリアが我が国に侵攻してきまして、王都とリリオぺが狙われております。ハイドランジアから援軍をいただきたい。」
「なんだか不穏な動きがあるとは聞いていたけど。リリオぺまで攻められてるのはまずいはね。港にはうちの商船も多く寄港しているし。分かったわ。ハートシードに駐屯している私の軍はあなたが自由に使いなさい。私は新しい軍をリリオぺに派遣して防衛しましょう。それまで耐えるのよ。」
「ありがとうございます。」
「ウィリアム、この貸しは高くつくわよ。じゃあね。」
「ウィル、女帝陛下はなんとおっしゃったの?」
「女帝陛下は援軍を承知してくれた。ターナー、すぐにハイドランジアの駐屯地に向かえ。マックスウェル提督と話し合う必要がある。奴らが王都に到達するまでにこちらもやれることをやっておかなければ。あぁエリー、そんな顔しないで。勝つのは我々だ。」
ウィリアムは不安そうな表情を浮かべる妻を優しく抱き締めると、
慌ただしく執務室を出て行った。