君の愛に酔う~藤の下で出会った2人の物語~
「あ、ありがとう。君も珍しい髪の色をしているんだね。」
「これ?そうなの。お日様みたいで素敵でしょう?お母様も同じ色なんだけど、お母様の髪はもっと綺麗よ。」
「うん、そうだね。君はお日様みたいだ。」
(僕の国では赤毛はあまり良く思われないけど、こんな前向きに思う子もいるんだ・・・)
ふと遠くから自分を呼ぶ声が聞こえてくる。
「ごめんね、僕もう行かなくちゃ。」
「うん、さようなら。」
名前も聞かなかった少女とはもうそれっきり会うことはなかったが、
自分が嫌いだった目を綺麗だと言ってくれたその子のことをユリウスは忘れられずにいた。
今思えばそれがユリウスの初恋だったのかもしれない。
ユーフォルビアとの縁談の話が出た時、
一瞬あの少女のことを思い出したが
赤毛の王女がいるわけがないとすぐに考え直した。
対面したジゼルは黒髪だったので、ジゼルがまさかあの女の子だとは夢にも思わなかったのだ。
(ギーゼラ、君に会って謝りたい。そしてもう一度やり直したい。今度は本当の夫婦としてー)
「これ?そうなの。お日様みたいで素敵でしょう?お母様も同じ色なんだけど、お母様の髪はもっと綺麗よ。」
「うん、そうだね。君はお日様みたいだ。」
(僕の国では赤毛はあまり良く思われないけど、こんな前向きに思う子もいるんだ・・・)
ふと遠くから自分を呼ぶ声が聞こえてくる。
「ごめんね、僕もう行かなくちゃ。」
「うん、さようなら。」
名前も聞かなかった少女とはもうそれっきり会うことはなかったが、
自分が嫌いだった目を綺麗だと言ってくれたその子のことをユリウスは忘れられずにいた。
今思えばそれがユリウスの初恋だったのかもしれない。
ユーフォルビアとの縁談の話が出た時、
一瞬あの少女のことを思い出したが
赤毛の王女がいるわけがないとすぐに考え直した。
対面したジゼルは黒髪だったので、ジゼルがまさかあの女の子だとは夢にも思わなかったのだ。
(ギーゼラ、君に会って謝りたい。そしてもう一度やり直したい。今度は本当の夫婦としてー)