竹取り物語

約束

一日 二人にプレゼントの付き合いに回り 夜は予約したホテルでディナー。

ホテルの駐車場に車を止め 正面玄関へ修二を先頭に三人が向かう。

フロントで名前を伝え 係に案内をしてもらう。

生演奏の中 洒落たコースの食事を楽しむ。

『なぁ容子 明日は仕事か?』

『仕事だけど、修二がいるから休んじゃお!』

『それはイカン。また休む事があるから仕事に行け』
『なっちゃんは?』

『仕事です』

『そうか わしなぁ もう一人訪ね人が居てね 明日 会う約束する。』

『その人って さくらさん?』

『違うよ、隣県なんだ』

『純子と言って 変わったキャラを持ってるんだ』

『そう…』と少し不満げな容子。

普段のなっちゃんは 陽気な子なんだが この時は 静かな顔だった。

なっちゃん 安心して 決して容子を盗らないから。
と 思う修二だった。

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