甘すぎる小悪魔に見つかったなら。





「やっほ! 昨日ぶりぃ~!」




私がそう,にししと声をかけたのは,理苑くんと玲央也くんと……眠そうな十和。



「あっ先輩可愛い~!!」




皆やっぱり私服でもかっこよくて,行き過ぎない可愛いめコーデで来てよかったと思う。

躊躇いなく褒めてくれた,珍しい人種,理苑くんに私は笑い返した。

チョーカーの役割を兼任したリング付きの黒の半袖,分かれたセットのものを巻くことで半分だけ少し長めのチェック柄になるスカート。

防寒の役割は一切無い,薄々の半袖の羽織。

灰色の短い靴下の下には,黒の厚底で,両耳にはイヤリング。

可愛くはあっても,甘くはない。

我ながら完ぺき。



「ほら,はいろー。このままだと十和が寝る。先輩,飲み放題と単品,どっちがいー?」



私の意見で決めちゃっていいのかな。

店のドアを開けながら,入る前に聞いてくれる玲央也くんに驚く。



「んー今日は飲み放題! 今結構お腹一杯で……私,お菓子も持って来たし?」

「よっしゃ」



スマートだなぁ。
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