甘すぎる小悪魔に見つかったなら。
「ところで……何で十和はそんなに眠そうなの?」

「俺たちのせい!」



にこにこと,言葉と裏腹に楽しそうな理苑くん。

首をかしげると,十和が口を開いた。



「夜明けまで通話してて,ずっとぎゃあぎゃあ騒いでんの」



オチオチ寝てられないと言う十和は,少し膨れっ面。

時たま受け答えをしながら,ずっとスマホを握っていたんだろうか。

想像するだけで,すこし可愛い。



「でもそう言いながら,こいつ全然電話切ろうとはしねぇの。おもろいだろ」

「うるさい」



玲央也くんや理苑くんも同じ気持ちなのか,玲央也くんがニヤニヤと私をみる。

だから,理苑くんもあんなに楽しそうに笑ったのかと,私は納得した。

はいはい,仲良しで良かったね~

そんな気持ちにさせられる。



「誰から行くー? 2曲ずつ?」

「最初1曲で回して,その後2曲は?」

「じゃー2回目終わった人から順番にバー!!」



デンモク? を覗く2つの頭が交互に揺れた。

それを聞きながら,私も立ち上がる。



「じゃ,順番はじゃんけんで!」



せーの!
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