とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
「お肉、私も食べたい」


「じゃあ、決定だ」


たまたま近くに人気の焼肉屋さんがあって、ずっと行ってみたかったことを伝えると、龍聖君も同じだったみたいで、お店はすぐに決まった。


マンションから10分くらいかな、そこに向かって夜の道を歩く。


暗い夜空にお星様が少しだけ見えた。


「そういえば、前にもみんなで焼肉行ったね」


「碧の予約してくれた店、美味しかったな」


「うん。個室でワイワイ楽しかったよね」


「あいつらといると時間が経つのを忘れてしまう」


「本当にそう。またみんなで会いたいね。でも、みんな全然違う道に進んでるから、時間合わせるのが大変だって碧が言ってたよ」


「そうだな。学校の先生に保育士、看護師、スポーツジムのトレーナー、調理師に美容師。みんなそれぞれに頑張ってるからな」


同じバスケ部の仲間の活躍は、集まった時に話題として自然に出てくるから、だいたいの状況は把握できる。
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