とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
求め合う2人
毎日毎日忙しいけど、龍聖君の体は大丈夫なのかな……


それが心配でたまらない。


高校時代から、体調を崩すことがないように、キチンと自己管理して運動も怠らない人だったけど……


最近はジムに行く時間もなくて、部屋で簡単な筋トレをしたりしてるけど、物足りないだろうと思う。


「ご馳走様。オムライス美味しかった。琴音のご飯はすごく元気が出る。いつもありがとう」


食欲はあるみたいで良かった。


忙しいのにこんな風に気を遣ってくれて、余計に疲れさせてる気がして申し訳なく感じる。


「ううん。ねえ、大丈夫? またこれから部屋で仕事でしょ?」


「ああ。明日会議があるから資料を読み込まないといけない。ブライダルのイベントの手伝いに行くから、昼からホテルの方にも顔を出す予定だ」


「本社にもホテルにもじゃ大変だね」


「……仕事は本当に楽しいんだ。そこに嘘はない」


「うん、龍聖君、毎日頑張ってるもんね」
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