とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
私は満面の笑みでそう言った。


本当に大丈夫だよって、わかってもらいたかったから。


美味しいって言ってくれるだけで、ご飯を作った甲斐がある。


洗濯だって龍聖君の下着を洗ったりして、何だか照れるけど、それって奥さんしかできないことだって思うと嬉しかった。


毎日ちゃんと自分の中で「夫婦ごっこ」ができてるから、だから、全然平気。


こちらこそお礼を言いたいくらいだよ。


「琴音……」


やっぱりいつもと違う……龍聖君おかしいよ。


心臓がキュッとなる。


「わからないんだ。俺、仕事はすごく充実してる。それは間違いないのに、でも……何か足りないんだ」


「何か……足りない?」


「俺のすぐ近くに琴音がいて、毎日笑顔を見せてくれて、でも……」


「龍聖君、本当にどうしたの? やっぱり……あまりにも忙しいから気持ちが疲れてしまってるんじゃないかな? 無理し過ぎなのかも知れな……」


えっ……
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