とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
「龍聖君の体……すごく綺麗」


「琴音の体の方が綺麗だ……」


「そんなこと……ない」


ジムに行けなくても十分筋肉質で魅力的な体。


この引き締まった肉体に包まれてる安心感は半端ない。


すごく、嬉しい。


「琴音は男を喜ばせる体をしてる。こんなにも感じやすくて……」


途切れることなく敏感になった体を責め続けられ、いやらしい声が部屋中を埋め尽くす。


なのに……


瞬間的にまた浮かんでしまう悲しい疑問。


やっぱり、あなたはただ女性を抱きたいだけなの?


食事をする「食欲」、眠りたくなる「睡眠欲」、そして……女性を抱きたくなる「性欲」。


ただそれが発動してるだけ?


相手は……


あの時みたいに誰でもいいんだよね?


きっとそうなんだってわかってる。


私は、それでもいいって納得して抱かれてるんだから。


本当に、理由なんて……いらないのかも知れないね。
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