とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
契約が終わったらフラれると思ってたのに、こんな幸せな結末、本当に夢じゃないの?


ううん、大丈夫、これは現実だよ。


やっと素直になれた2人の笑顔。


何の隠し事もない、最高の笑顔。


そして、私は龍聖君にキスをした。


恥ずかしいとは思わなかった、だって今この瞬間は、ただ素直に龍聖君に甘えたかったから。


この人と心と心で繋がりたい、そして、体と体も…


熱い想いが私の中に溢れ、龍聖君と『したい』って思った。


どんなに体の相性が良くても、本当の意味では満たされない。


それがいつも引っかかってた。


だから今、全てにおいて満たされるように、私は龍聖君と交わりたい、繋がっていたいと思った。


その気持ちがすぐに伝染し、奥のベッドルームに私を導いた龍聖君。


そこで、私達は何度も熱くて深いキスを交わした。


龍聖君のシャツを脱がせ、程よくついた美しい筋肉の線を唇でなぞり、最高に色っぽい裸体に吸い付いた。
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