とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
あっ、姉さん……
頬に流れたひとすじの涙。
私、初めて見たよ、涼香姉さんが泣くところ。
やっぱり、美人さんの涙は……ものすごく綺麗なんだ。
「桜と水族館、お母さんの好きな懐石料理も食べられるような旅館に泊まろう。琴音、なるべく早く帰ってきてくれよ」
「うん、日本に戻る楽しみができたよ。本当に……すごく嬉しい」
私までグッと熱いものが込み上げてくる。
こんな時が来るなんて、ついさっきまで全く思ってなかったのにね。
「あのね、だから、私はまだ行くって言ってないわよ」
「早速、場所を探さないとな。昔から行ってみたいところがたくさんあるんだ」
「数年先の話なのに、全くお父さんたら気が早いんだから」
お母さんがニコッと微笑む。
「早い方がいいだろ? どうせなら広くて豪華な旅館がいいな。部屋に露天風呂があればなおさら良い」
「ねえ、聞いてる? 私のこと見えてないの?」
頬に流れたひとすじの涙。
私、初めて見たよ、涼香姉さんが泣くところ。
やっぱり、美人さんの涙は……ものすごく綺麗なんだ。
「桜と水族館、お母さんの好きな懐石料理も食べられるような旅館に泊まろう。琴音、なるべく早く帰ってきてくれよ」
「うん、日本に戻る楽しみができたよ。本当に……すごく嬉しい」
私までグッと熱いものが込み上げてくる。
こんな時が来るなんて、ついさっきまで全く思ってなかったのにね。
「あのね、だから、私はまだ行くって言ってないわよ」
「早速、場所を探さないとな。昔から行ってみたいところがたくさんあるんだ」
「数年先の話なのに、全くお父さんたら気が早いんだから」
お母さんがニコッと微笑む。
「早い方がいいだろ? どうせなら広くて豪華な旅館がいいな。部屋に露天風呂があればなおさら良い」
「ねえ、聞いてる? 私のこと見えてないの?」