とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
今でもまだ龍聖君の感触が残ってるとか、鮮明に覚えてるとか、そんなこと言われたら気持ち悪いだろうし、未練タラタラの女だって思われたくない。


だから、そのことも言葉にしないようにする。


龍聖君がどんな状況にあったとしても、私は、その幸せな人生をちゃんと応援するって決めたんだから。


「ここ数日は忙しかったから、まだ誰にも連絡してないんだ。また、少し落ち着いたらみんなで集まろう」


「えっ、あ、うん、そうだね。みんな喜ぶよ」


嘘でしょ?


またみんなで集まれるの?


もう二度と龍聖君に会えないかも知れないって、なぜか勝手に思ってた。


たとえ日本に戻ったとしても、鳳条グループの御曹司が私なんかと会ってくれるわけないって。


なのに、またこうして再会できるなんて……やっぱり、すごく嬉しい。


もちろん……


あくまで友達として、高校時代からの仲間として……だけどね。
< 51 / 276 >

この作品をシェア

pagetop