とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
「ね、姉さん!?」


「何してるのよ、ここで」


「な、何してるって……」


お願い、この状況を察して向こうにいってほしい。


って、行くわけ……ないよね。


目の前にこんな最高のイケメンがいるんだから。


「買い物してたら、昔の友人に偶然会ったの」


「あらまあ、はじめまして。琴音の姉です。涼香っていいます。あなたは?」


「お姉さんですか。はじめまして、鳳条です」


「鳳条さん、下のお名前は?」


そう言いながら、ちゃっかり私の隣に座った。


「鳳条 龍聖と申します」


「龍聖さん、とても良い名前ね。琴音とはいつの友達なのかしら?」


「涼香姉さん、この人は高校時代の友人よ。そんなに親しくしてたわけじゃないから。そろそろ失礼しようと思ってたとこ。一緒に出ましょ」


私は、瞬間的に、龍聖君から姉さんを遠ざけたいと思ってしまった。
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