幼馴染みの秘めた溺愛 ~お前は女神でヒーローで
これはまだ誰にも言ってないんだけど、樹王は幼い頃から私のヒーローなんだ。
幼稚園に入る頃の樹王は穏やかで優しい、少し気の弱い男の子だったの。
当時は私の方が体が大きくて気が強かったから『私が樹王を守ってあげなくちゃ!』って思ってた。
それが、幼稚園の年長さんの頃から逆に私を守ってくれる様になったんだけど、そのきっかけが、またカッコよかったの!
あれは年長さんになってすぐの頃だった。
幼稚園のお絵かきの時間に、いじめっ子として有名な男の子が、私が描いた絵を「へったくそな絵!」と言って破いた事があった。
普段は何をされても言い返しているのだけど、その時は頑張って描いた絵だったから、すごく悲しくて悔しくて私はメソメソと泣いてしまったんだ。
そこに先生が仲介に入ったものの、そのいじめっ子は悪びれもせずずっとへらへらしてた。
それがまた悔しくて涙が止まらないでいると、それまで側で私を慰めてくれていた樹王がいきなり「おまえ…みおちゃんにあやまれよ!この絵をなおせ!」と、その子の肩をどついて食って掛かったんだ。
その場にいたみんなは、初めて激昂した樹王に驚いてた。もちろん私も。
怒鳴られた男の子は樹王の剣幕に気圧されたのか、泣き出してその場から逃げてしまった。
いじめっ子がいなくなったことでようやく涙が止まった私に、樹王はいつもの優しい顔で「ぼくはみおちゃんの絵、だいすきだよ」って言ってくれたんだ。
…もうね、あれは幼心にも惚れた。
テレビの変身ヒーローが比べ物にならないくらい輝いてた。
…この時から樹王は私のヒーローになったんだ。
そして私は絵を描くのがもっと好きになった。
描くものが漫画になっても、樹王は褒めて、応援してくれた。
それが嬉しくてどんどんのめり込んで頑張ってきたから今の漫画家としての私がある、と言っても過言ではないの。
幼稚園に入る頃の樹王は穏やかで優しい、少し気の弱い男の子だったの。
当時は私の方が体が大きくて気が強かったから『私が樹王を守ってあげなくちゃ!』って思ってた。
それが、幼稚園の年長さんの頃から逆に私を守ってくれる様になったんだけど、そのきっかけが、またカッコよかったの!
あれは年長さんになってすぐの頃だった。
幼稚園のお絵かきの時間に、いじめっ子として有名な男の子が、私が描いた絵を「へったくそな絵!」と言って破いた事があった。
普段は何をされても言い返しているのだけど、その時は頑張って描いた絵だったから、すごく悲しくて悔しくて私はメソメソと泣いてしまったんだ。
そこに先生が仲介に入ったものの、そのいじめっ子は悪びれもせずずっとへらへらしてた。
それがまた悔しくて涙が止まらないでいると、それまで側で私を慰めてくれていた樹王がいきなり「おまえ…みおちゃんにあやまれよ!この絵をなおせ!」と、その子の肩をどついて食って掛かったんだ。
その場にいたみんなは、初めて激昂した樹王に驚いてた。もちろん私も。
怒鳴られた男の子は樹王の剣幕に気圧されたのか、泣き出してその場から逃げてしまった。
いじめっ子がいなくなったことでようやく涙が止まった私に、樹王はいつもの優しい顔で「ぼくはみおちゃんの絵、だいすきだよ」って言ってくれたんだ。
…もうね、あれは幼心にも惚れた。
テレビの変身ヒーローが比べ物にならないくらい輝いてた。
…この時から樹王は私のヒーローになったんだ。
そして私は絵を描くのがもっと好きになった。
描くものが漫画になっても、樹王は褒めて、応援してくれた。
それが嬉しくてどんどんのめり込んで頑張ってきたから今の漫画家としての私がある、と言っても過言ではないの。