もう恋なんてしないと決めていたのに、天才外科医に赤ちゃんごと溺愛されました
「……織部さんのお姉さんは、ひとつ上でしたよね」
「年子なんです、俺たち。なのに姉さんぶって無理ばっかりする。自分より俺を優先して行きたい私立の高校もあきらめたし、学校に入ったら入ったでバイト漬けの生活でした。大学じゃなくて専門学校を選んだ理由も、『すぐ社会に出られるから』ですよ。自分が一日でも早く働けば、その分俺が好きな人生を歩めるお金を用意できるって。……ほんと、馬鹿なんです。たったひとつしか違わないんだから俺にも背負わせてくれればよかったのに、どんなに言っても聞いてくれなかった」
「年子なんです、俺たち。なのに姉さんぶって無理ばっかりする。自分より俺を優先して行きたい私立の高校もあきらめたし、学校に入ったら入ったでバイト漬けの生活でした。大学じゃなくて専門学校を選んだ理由も、『すぐ社会に出られるから』ですよ。自分が一日でも早く働けば、その分俺が好きな人生を歩めるお金を用意できるって。……ほんと、馬鹿なんです。たったひとつしか違わないんだから俺にも背負わせてくれればよかったのに、どんなに言っても聞いてくれなかった」