毒舌な航空自衛官は溺れる愛を捧げたい


「もう、おまえ、俺のこと好きだろ」

 嬉しそうに微笑む昴さんを見ると、胸が締め付けられてドキドキが止まらなくなる。

「……わ、私が好きでも昴さんは違うじゃないですか」

「……違う?」

 聞き返されたけど、教えてあげるのはなんとなく釈だったため、そのまま練習へと戻った。

 ……私、どさくさに紛れて昴さんに「好き」って言っちゃったんだ。練習を終えるも、昴さんは煮えきらない表情をしていた。

「スミマセン、お待たせしました!」

「お疲れ。さっきのアレ。言われた意味全然分からねぇ」

 昴さんは眉間に皺を寄せたまま、私の荷物をヒョイッと持った。

「俺は柏にそばにいてほしいし、好きだ。って言ってんだろ」

「――で、でも、それは……多分、昴さんはあの時の罪悪感で私を放っておけないだけなんです。好きとかじゃないと思います」

 ――そう、昴さんの好きと、私の好きの意味は全然違う。

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