敏腕秘書による幼なじみ社長への寵愛
頬を優しくなでられて見つめ合い、心地よさと恥ずかしさのせめぎ合いに往生していると、優介がそっと目を伏せて首に角度をつけた。

唇が重なる瞬間の光景が、あまりにも美しい色香に溢れていて、うっとりと見惚れる。

優介は私の唇を食み、口内に舌を滑り込ませた。

「んっ……」

やわらかい感触と、舌が絡まるねっとりとした感覚に、頭が沸騰しそうだった。

何度も吸い上げるように口内を懐柔され、緩急のある動きに任せていると、次第に体がふわふわしてきた。
ときおりキュッと体の奥が刺激され、初めての感覚に困惑する。

名残惜しげにキスを止めて口角を上げた優介は、私の頭の後ろを手のひらで支えて首尾よくベッドに組み敷いた。

「脱がせやすい服でうれしいです」

容易くパーカーのジップを下げられ、キャミソールの裾からは長い指がするりと侵入してくる。

「あっ!」

ブラをずらして胸の膨らみを大きな手のひらで揉みしだきながら、唇の愛撫は耳から首筋、そして胸の先端へと移動した。
その間に反対の手は、ズボンを脱がしにかかる。

本当に言葉通り性急な流れに面食らう。
キスの合間になんとか息継ぎをして、優介の頬をピタッと両手で包み込んだ。

「わ、私。初めてなんだけど……」

恥を忍んで伝えた私は、当惑した表情に驚いた。

「ごめんなさい、うれしすぎて舞い上がりました。優しくします」

普段は躊躇いなど一抹も見せない優介が、余裕なく息を乱し、頬を赤く染めている。

「好きです」

天井バックに見上げる優介は、瞳がとても誠実な色に輝いて見えた。

「珠子さんは昔から、これからもずっと俺だけのものです」

乞うような熱い眼差しに、心臓をつかまれる。

「私、今までもこれからも優介だけだから……」

両手を伸ばすと、優介の広くて厚い体を引き寄せた。

「だから優介も、他の女の人としないでね?」

仕事で会うのは仕方ないとは思うけど、絶対触らないで、必要以上に話さないで、できれば彼女らの目には素敵に映らなければいいのに。

これから先、ずっと私だけを見ていてほしい。
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