"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
このことは、小百合の話からも事実だということは承知している。
小百合は昨年亡くなった祖父と馬が合わなかった。茉莉絵や雪乃を必要以上に甘やかす祖父に悪感情を抱いていたのだ。
雪乃のことも、人を思いやることができない第二の茉莉絵を作り出すと懸念し、甘やかすなと警告していた。だが祖父は、亡くなるその時まで茉莉絵と雪乃のわがままを許し続けた。
大佑と茉莉絵がどういう経緯で結婚したのか深くは知らないが、大佑と結婚できたことで、望めば何でも手に入ると味を占めてしまったのかもしれない。今度は自分が愛娘のために一肌脱ごうなどと考えているのではなかろうか。
しかし、大佑はそうではない。恭平が迷惑しているのを理解している。事あるごとに、雪乃のことは突き放してもらって構わないと言ってくるのだ。祖父に甘やかされ生きてきた茉莉絵の溺愛ぶりを、一番危惧しているのは、大佑なのかもしれない。
小百合は昨年亡くなった祖父と馬が合わなかった。茉莉絵や雪乃を必要以上に甘やかす祖父に悪感情を抱いていたのだ。
雪乃のことも、人を思いやることができない第二の茉莉絵を作り出すと懸念し、甘やかすなと警告していた。だが祖父は、亡くなるその時まで茉莉絵と雪乃のわがままを許し続けた。
大佑と茉莉絵がどういう経緯で結婚したのか深くは知らないが、大佑と結婚できたことで、望めば何でも手に入ると味を占めてしまったのかもしれない。今度は自分が愛娘のために一肌脱ごうなどと考えているのではなかろうか。
しかし、大佑はそうではない。恭平が迷惑しているのを理解している。事あるごとに、雪乃のことは突き放してもらって構わないと言ってくるのだ。祖父に甘やかされ生きてきた茉莉絵の溺愛ぶりを、一番危惧しているのは、大佑なのかもしれない。