"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
「僕、イベントの前にカフェに行ったんだけど、その時、見覚えのあるとっても姿勢の良い女性がいたんだ。誰だったかなってしばらく観察してたら、女性がこっちを向いて、あっ!女神だ!って。でも、10年も前に会っただけだし、人違いかもしれないって、その時は確信が持てなくて、見ているだけだったんだ。だけど、その後確信に変わった。
イベントの時、一人ずつ話をするでしょ。彼女がモニターに映った時、凄く驚いた。やっぱり女神だって。カフェにいた時とは髪型も、服装も、全く違ったんだけど、姿勢の良さと、面影はあの時のままだったんだ。とっても奇麗で、益々素敵になってた。しかも、名前も同じ。だから僕、彼女に訊いたんだ。目の前にうずくまってる人がいたらどうするかって。前に、そういう事があったのかって。そしたら、あったって答えたんだよ!だから間違いない。絶対あれは女神だ」

興奮気味に話す洸平がとても眩しい。

女神は、洸平にとって、変わる事なくいつまでも大きな存在なのだろう。 

大きな存在……

葛葉真琴、彼女にとって、オセオンも大きな存在なのだ。その声を担当する洸平、いや、羽梢斗久麻も含め、特別な存在なのかもしれない……
そんなことを考えていた恭平に、突然雷に打たれたような衝撃が走った。

「あっ!!!」
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