"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
「あらまぁ、早かったわね」

突然後ろから声をかけられ、振り向くと、何やら大量の紙袋を抱えた品のある女性が微笑んでいた。

「母さん、何?その荷物」

洸平が紙袋を覗き込む。

お母さん⁉︎ この女性があのバリキャリ⁉︎
小柄でとても可愛らしい女性だ。
ヒールを履き、颯爽と歩く姿を想像していた真琴のイメージとは全く違う。


「うわぁ、結構買い込んだね」

「いいでしょ!いらっしゃい、真琴さん」

「突然、申し訳ありません」

深く頭を下げた。

「そんなところでごちゃごちゃやっとらんで、私も仲間に入れてくれ」

真琴は慌てて、社長の方へ振り返り、同じように深く頭を下げた。
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