"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
「早くこっちに来て座りなさい」
「真琴さん、こっち、ここに座って」
洸平に手を引かれ、ソファーの前まで連れて行かれた。恭平の顔を窺うと、穏やかな表情で真琴の横に立ち、母親が腰掛けるのを待って、真琴を紹介した。
「葛葉真琴さんです」
「葛葉真琴と申します。この度は、突然の訪問にもかかわらず、お時間をいただきましてありがとうございます」
「こちらこそ、とんぼ返りで申し訳ないね。せっかく実家に帰ったというのに」
「いいえ、お心遣い、感謝いたします」
「これ、真琴から渡してやって」
恭平は直子から預かった紙袋を真琴の手に持たせ、耳打ちした。
「これは、母からです。山菜おこわと言っていました」
小百合の表情がパッと明るくなる。
「まぁ、直子さんが……直子さんの山菜おこわは絶品なのよ!わたくしの大好物なの。またいただけるなんて、夢のようだわ」
「そう言っていただけて、母も喜びます」
「さぁ、さぁ、座ってちょうだい。はぁ〜本当に溜息が出るほど美人さんね。直子さんにとてもよく似ていらっしゃる」
直子は、彼女がずっと味方でいてくれたと言っていた。雪乃の母親と姉妹なのに、何故こうも違うのだろうと率直に抱いた疑問だった。
「真琴さん、貴女方に謝らなければなりません。妹と、姪の愚行、本当にごめんない。
直子さんを守り切れず、苦労させてしまいました。しかも、貴女を孕っていたなんて……父は茉莉絵を甘やかし過ぎたわ。茉莉絵は妹のことなんだけれども、今でも当時のことを思い出すと腹が立つ!」
「真琴さん、こっち、ここに座って」
洸平に手を引かれ、ソファーの前まで連れて行かれた。恭平の顔を窺うと、穏やかな表情で真琴の横に立ち、母親が腰掛けるのを待って、真琴を紹介した。
「葛葉真琴さんです」
「葛葉真琴と申します。この度は、突然の訪問にもかかわらず、お時間をいただきましてありがとうございます」
「こちらこそ、とんぼ返りで申し訳ないね。せっかく実家に帰ったというのに」
「いいえ、お心遣い、感謝いたします」
「これ、真琴から渡してやって」
恭平は直子から預かった紙袋を真琴の手に持たせ、耳打ちした。
「これは、母からです。山菜おこわと言っていました」
小百合の表情がパッと明るくなる。
「まぁ、直子さんが……直子さんの山菜おこわは絶品なのよ!わたくしの大好物なの。またいただけるなんて、夢のようだわ」
「そう言っていただけて、母も喜びます」
「さぁ、さぁ、座ってちょうだい。はぁ〜本当に溜息が出るほど美人さんね。直子さんにとてもよく似ていらっしゃる」
直子は、彼女がずっと味方でいてくれたと言っていた。雪乃の母親と姉妹なのに、何故こうも違うのだろうと率直に抱いた疑問だった。
「真琴さん、貴女方に謝らなければなりません。妹と、姪の愚行、本当にごめんない。
直子さんを守り切れず、苦労させてしまいました。しかも、貴女を孕っていたなんて……父は茉莉絵を甘やかし過ぎたわ。茉莉絵は妹のことなんだけれども、今でも当時のことを思い出すと腹が立つ!」