"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
真琴は悪阻が酷く、二日間そのまま入院し、点滴を受けている。恭平が仕事の間は、小百合が様子を見に来てくれた。
それにしても、ホテルのスイートルームのような病室に恐縮してしまう。
広々とした部屋に置かれたベッドに点滴に繋がれたまま横になっていると、そっと病室のドアが開いた。てっきり小百合だと思っていたら、姿を見せたのは直子だった。
「お母さん!」
「びっくりしたでしょ」
「うん、お店は?」
「しばらくお休みすることにしたの」
「それは、私のせい?」
「いいえ、違うわ。私が真琴の世話を焼きたいの。子供の頃は世話を焼いてあげられなかったから……お母さんのわがままよ。それに、ほら、これを作ってきたの」
「何?」
「真琴の好きなフルーツゼリーよ。これなら食べられるでしょ」
「うん、嬉しい。ありがとう」
「食べる?」
「うん」
「じゃあ、お母さんが食べさせてあげる」
「いいよ、自分で食べる」
「照れなくてもいいじゃない」
「照れてない」
「ほら、口開けて」
真琴は照れながらも口を開けた。
それにしても、ホテルのスイートルームのような病室に恐縮してしまう。
広々とした部屋に置かれたベッドに点滴に繋がれたまま横になっていると、そっと病室のドアが開いた。てっきり小百合だと思っていたら、姿を見せたのは直子だった。
「お母さん!」
「びっくりしたでしょ」
「うん、お店は?」
「しばらくお休みすることにしたの」
「それは、私のせい?」
「いいえ、違うわ。私が真琴の世話を焼きたいの。子供の頃は世話を焼いてあげられなかったから……お母さんのわがままよ。それに、ほら、これを作ってきたの」
「何?」
「真琴の好きなフルーツゼリーよ。これなら食べられるでしょ」
「うん、嬉しい。ありがとう」
「食べる?」
「うん」
「じゃあ、お母さんが食べさせてあげる」
「いいよ、自分で食べる」
「照れなくてもいいじゃない」
「照れてない」
「ほら、口開けて」
真琴は照れながらも口を開けた。