"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
「飯、食えるか?」

今度は首を横に振る。

「洸平の作った飯は美味いぞ」

洸平も恭平の隣に腰を下ろした。

「真琴さん、野菜スープだけでもどう?」

2人の対照的な美しい面貌に囲われ、心拍数が度を超えて、止まってしまいそうだ。

「ス、スープ、いただきます」

「じゃあ、準備するから、ここに座って待ってて」

洸平がソファーをぽんぽんと叩く。

「俺は先にシャワーを浴びてくる」

2人が立ち上がったのを確認し、真琴も腰を上げた。彼らの背中に向かい姿勢を正す。

「ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」

彼らが振り返るのと同時に深く頭を下げた。

「兄さん、迷惑だった?」

「いいや」

「だよね、好きな女性をお姫様抱っこして、可愛い寝顔まで見れたんだから」

「あぁ、そうだな」

顔から火が出るとはまさにこのこと。

恥ずかし過ぎて顔を上げることができない。 

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