"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
「兄さん、フランスに行きなよ。僕のことは気にしないで。僕のためにやりたいことを諦めるとか、そんなのただのお荷物じゃん。僕嫌だよ。僕が今、この仕事をしていられるのは兄さんが応援してくれたからだよ。僕は大丈夫だから、心配しないでって言っても無理だろうけど、心配しないで。僕、もう21歳だし、大人だからね。それから、雪乃ちゃんもさすがにフランスまで追いかけては行かないでしょ。叔父さんと叔母さんが許さないよ。もし、行きそうになったら僕が何がなんでも阻止するから」
洸平は明らかに変わった。女神と出会ったあの日から。
自分に自信がなく、閉鎖的でネガティブだった洸平の心を短時間で解きほぐした女神。
いったいどんな女性なのか、恭平の心の片隅にいつも存在していた。
洸平に一度だけ訊いたことがある。女神のことが好きなのかと。洸平はにこやかに答えた。
「好きだよ。大好き。人間嫌いなのに、人間の僕に親切に優しく接してくれた。ぶっきらぼうで、あまり笑わないけど、人の優しさって、そんなの関係ないでしょ。取り繕った優しさはボロが出る。彼女は、取り繕うってことがきっとできないんだよ。だから、彼女のことは信頼できるし、大好き。あっ、これは恋愛感情じゃないからね」
「恋愛感情じゃない?」
「うん、最初は僕もね、あれ?僕、恋愛対象として彼女を好きになったのかな?って思ってたんだけど、漫画とか、アニメとか、ドラマなんがで繰り広げられるような恋愛感情をどうしても持てなかったんだよ。いったいこの気持ちはなんなんだろうって、ずっと思ってたら、ふっと頭の中に女神って浮かんだんだよね。あっ、そうか、それだ!って思ったの」
"ぶっきらぼうで笑わない"
どこが女神なんだよとつっこみどころはあるが、昔から洸平の慧眼は優れていた。
洸平の信頼を得ることは並大抵のことではない。そんな洸平の心を掴んだ女神。気にならないはずがない。
恭平は女神の存在を胸に、フランスへ渡った。
洸平は明らかに変わった。女神と出会ったあの日から。
自分に自信がなく、閉鎖的でネガティブだった洸平の心を短時間で解きほぐした女神。
いったいどんな女性なのか、恭平の心の片隅にいつも存在していた。
洸平に一度だけ訊いたことがある。女神のことが好きなのかと。洸平はにこやかに答えた。
「好きだよ。大好き。人間嫌いなのに、人間の僕に親切に優しく接してくれた。ぶっきらぼうで、あまり笑わないけど、人の優しさって、そんなの関係ないでしょ。取り繕った優しさはボロが出る。彼女は、取り繕うってことがきっとできないんだよ。だから、彼女のことは信頼できるし、大好き。あっ、これは恋愛感情じゃないからね」
「恋愛感情じゃない?」
「うん、最初は僕もね、あれ?僕、恋愛対象として彼女を好きになったのかな?って思ってたんだけど、漫画とか、アニメとか、ドラマなんがで繰り広げられるような恋愛感情をどうしても持てなかったんだよ。いったいこの気持ちはなんなんだろうって、ずっと思ってたら、ふっと頭の中に女神って浮かんだんだよね。あっ、そうか、それだ!って思ったの」
"ぶっきらぼうで笑わない"
どこが女神なんだよとつっこみどころはあるが、昔から洸平の慧眼は優れていた。
洸平の信頼を得ることは並大抵のことではない。そんな洸平の心を掴んだ女神。気にならないはずがない。
恭平は女神の存在を胸に、フランスへ渡った。