「好き」って言ってよ!
年に2、3回ほどの相馬家の顔あわせは強制と言っていいほどに参加させられた。
「お父さん、今年はもういいよ」
あれは高校3年生の冬だっただろうか?
父から顔あわせの日にちを教えられた奈帆はそう言った。
「彼と話すことなんて特にないし、顔をあわせてもつまらなさそうな顔をしてるから、今年はもう会わなくていいと思う」
そう言った奈帆に、
「奈帆は青葉くんの婚約者だろ?
青葉くんだって、本当は奈帆に会えて心の底から嬉しいと思うよ」
と、父は言い返した。
「でも声をかけても返事をしてくれないし、会うたびにいつも避けられてるし…彼も本当は、私に会いたくないんじゃないのかなって」
「奈帆」
父はさえぎるように名前を呼ぶと、
「例え冗談だったとしても、そんなことを言うのはよくない。
青葉くんは奈帆のことを歓迎しているんだから、仲良くしてくれているんだから」
と、言われてしまった。
「お父さん、今年はもういいよ」
あれは高校3年生の冬だっただろうか?
父から顔あわせの日にちを教えられた奈帆はそう言った。
「彼と話すことなんて特にないし、顔をあわせてもつまらなさそうな顔をしてるから、今年はもう会わなくていいと思う」
そう言った奈帆に、
「奈帆は青葉くんの婚約者だろ?
青葉くんだって、本当は奈帆に会えて心の底から嬉しいと思うよ」
と、父は言い返した。
「でも声をかけても返事をしてくれないし、会うたびにいつも避けられてるし…彼も本当は、私に会いたくないんじゃないのかなって」
「奈帆」
父はさえぎるように名前を呼ぶと、
「例え冗談だったとしても、そんなことを言うのはよくない。
青葉くんは奈帆のことを歓迎しているんだから、仲良くしてくれているんだから」
と、言われてしまった。