「好き」って言ってよ!
(歓迎しているって、どこが?
仲良くしてくれているって、何が?)
声をかけても無視されて、挙句の果てには避けられていると言うのに、どうしてそんなことが言えるのだろうか?
「来年の春からは青葉くんも就職をするし、奈帆が会いに行ったら青葉くんは喜ぶと思うよ」
父にそう言われて、
「…はい」
奈帆はそう返事をすることしかできなかった。
会いに行ったところで避けられるだけなのに、無視されるだけなのに…“婚約者だから”と言う理由で毎回の顔あわせに連れて行かれる。
(もう嫌だ、どうすればいいの…?)
自室に戻った奈帆は両手で頭を抱えた。
(私はいつになったら“相馬青葉の婚約者”から解放されるの?
いつになったら“丸山奈帆”として見てもらえる時がくるの?)
いつまで経っても見えないこの状況に、奈帆はどうすればいいのかわからなかった。
* * *
仲良くしてくれているって、何が?)
声をかけても無視されて、挙句の果てには避けられていると言うのに、どうしてそんなことが言えるのだろうか?
「来年の春からは青葉くんも就職をするし、奈帆が会いに行ったら青葉くんは喜ぶと思うよ」
父にそう言われて、
「…はい」
奈帆はそう返事をすることしかできなかった。
会いに行ったところで避けられるだけなのに、無視されるだけなのに…“婚約者だから”と言う理由で毎回の顔あわせに連れて行かれる。
(もう嫌だ、どうすればいいの…?)
自室に戻った奈帆は両手で頭を抱えた。
(私はいつになったら“相馬青葉の婚約者”から解放されるの?
いつになったら“丸山奈帆”として見てもらえる時がくるの?)
いつまで経っても見えないこの状況に、奈帆はどうすればいいのかわからなかった。
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