「好き」って言ってよ!
「あんなひどい態度を君にとってしまったから、いつか君を彼に取られてしまうんじゃないかと怯えていた。

友達のように仲が良い君たちのその姿を見るたびに思ってた。

そんなことはないって言うのはわかっていたけれど、僕が君にしていた行いのせいで関係がこじれてしまって…君は追いつめられて婚約破棄を考えるようになった」

青葉は奈帆を見つめると、
「本当にすまなかった!」
と、頭を下げた。

突然のように謝ってきた青葉に、奈帆はどうすればいいのかわからないと言った様子だった。

「あの日に怒鳴ってしまったこと、君に今までしてきた行いのせいで、君を追いつめてしまったうえに婚約破棄と言う結果が出てしまった。

本当に申し訳ないことをしたと思ってる」

奈帆がどんな顔で自分を見ているのかわからないが、青葉は謝った。
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