婚活
和磨が言い掛けた私に、もう何も言わなくてもいいとでもいうような意思表示の表れなのか、私の唇を塞いだ。
あぁ……和磨。
防波堤の壁に背中を付け、まるでずっと何年もの間、忘れようとしてきた想いに今、封印を解いたみたいにやっと和磨にもう一度出逢えたことを実感しながらずっとキスを交わしている。キスを交わしながら和磨が耳元で囁いた。
「珠美。今夜は、帰せねぇからな」
その言葉を聞いて和磨の顔を見上げた途端、涙が零れた。帰さないんじゃなくて、帰せねぇなんて和磨らしい。上手く笑えなかったけど、黙ったまま頷いた私の頭を和磨が自分の胸に引き寄せた。
その晩、昔入ったラブホテルに泊まり、和磨はずっと私を抱き続け、そんな和磨の想いを 私も素直に受け入れた。隣りに和磨の気配を感じながら眠りに就き、目が覚めると隣りで和磨が眠っている事に無性に嬉しさがこみ上げてくる。和磨……。
「だからもう、珠美を離せねぇんだよ」
真剣な表情で言った和磨の言葉が蘇ってきて、胸をギューッと締め付ける。筋肉で盛り上がっている鍛えぬかれた和磨の胸に、指先でそっと触れてみる。前はこんな事、感じなかった。心にも余裕がなくて、ただ和磨についていくだけで精一杯だった。和磨の気持ちなど考えずに何とか早く生涯の伴侶を探したいという潜在意識から、本来の和磨の性格すら 忘れたまま自分を見失っていた。あれからいろんな男を見て、実際会ってみてそれでも何故かピンと来なかったのは、和磨への想いがまだあったから。こうして今、和磨に触れたいと思う気持ち。ずっと大切にしていきたい。自分を見失っていては、本当の相手の姿は見えないんだ。
「何だよ?」
いきなり和磨が目を開け、横目で私を睨んだ。
「お、おはよう」
「珠美。朝から誘ってるのか?」
「な、何言ってるのよ、和磨。馬鹿じゃないの?うわっ」
いきなり和磨が真上から覆い被さってきた。
「当たってる……」
「えっ?」
「珠美の胸が、俺の胸に当たってる」
ハッ?
「か、和磨。もう、あんたエロ全開で信じられない。エロ磨って呼ぶわよ」
「和磨でもエロ磨でもいいさ。珠美なら許してやる」
和磨が優しく微笑みながら、右手で私の頬を撫でた。
「珠美。今から俺が言う事を、真面目に聞けよ」
和磨?
和磨が真剣な表情をしている。
あぁ……和磨。
防波堤の壁に背中を付け、まるでずっと何年もの間、忘れようとしてきた想いに今、封印を解いたみたいにやっと和磨にもう一度出逢えたことを実感しながらずっとキスを交わしている。キスを交わしながら和磨が耳元で囁いた。
「珠美。今夜は、帰せねぇからな」
その言葉を聞いて和磨の顔を見上げた途端、涙が零れた。帰さないんじゃなくて、帰せねぇなんて和磨らしい。上手く笑えなかったけど、黙ったまま頷いた私の頭を和磨が自分の胸に引き寄せた。
その晩、昔入ったラブホテルに泊まり、和磨はずっと私を抱き続け、そんな和磨の想いを 私も素直に受け入れた。隣りに和磨の気配を感じながら眠りに就き、目が覚めると隣りで和磨が眠っている事に無性に嬉しさがこみ上げてくる。和磨……。
「だからもう、珠美を離せねぇんだよ」
真剣な表情で言った和磨の言葉が蘇ってきて、胸をギューッと締め付ける。筋肉で盛り上がっている鍛えぬかれた和磨の胸に、指先でそっと触れてみる。前はこんな事、感じなかった。心にも余裕がなくて、ただ和磨についていくだけで精一杯だった。和磨の気持ちなど考えずに何とか早く生涯の伴侶を探したいという潜在意識から、本来の和磨の性格すら 忘れたまま自分を見失っていた。あれからいろんな男を見て、実際会ってみてそれでも何故かピンと来なかったのは、和磨への想いがまだあったから。こうして今、和磨に触れたいと思う気持ち。ずっと大切にしていきたい。自分を見失っていては、本当の相手の姿は見えないんだ。
「何だよ?」
いきなり和磨が目を開け、横目で私を睨んだ。
「お、おはよう」
「珠美。朝から誘ってるのか?」
「な、何言ってるのよ、和磨。馬鹿じゃないの?うわっ」
いきなり和磨が真上から覆い被さってきた。
「当たってる……」
「えっ?」
「珠美の胸が、俺の胸に当たってる」
ハッ?
「か、和磨。もう、あんたエロ全開で信じられない。エロ磨って呼ぶわよ」
「和磨でもエロ磨でもいいさ。珠美なら許してやる」
和磨が優しく微笑みながら、右手で私の頬を撫でた。
「珠美。今から俺が言う事を、真面目に聞けよ」
和磨?
和磨が真剣な表情をしている。