婚活
その後、和磨に意地悪な事ばかりされ、帰りの車の中ではグッタリしながらずっと助手席で寝てしまっていた。有り得ないよ。プロポーズがラブホテルだなんて。しかも、二人とも裸で……。思い出しただけでも恥ずかしくなってしまう。
「由佳。その後、どう?」
「うん。淳はいろいろ考えてるみたいで、自分の家で作った野菜とかも売るお店をやろうかって言い出して。今、その経営の勉強してるみたい」
「頑張ってるね。あれから半年かぁ……。でも由佳も。この朋美様のお陰で楽しそうじゃない?」
アッハ……。あの時、朋美が淳君に説教していなかったら、由佳と淳君は別れたままだったかもしれない。由佳も淳君は好きだけど、現実をちゃんと受け止める子だったから、自分は淳君の家には行かれないと思っていたんだろう。でも淳君が本当に好きで、その淳君のためならと、少し思えるようになってきたらしい。淳君がそれだけ由佳の事を考えて行動し、それでもやっぱり由佳を失いたくないと思ったから。そして由佳もまた、嫌な事が待ち受けているかもしれないけれど、淳君を信じて付いていこうと思えるようになってきたから。
「まだまだだけどね。それでも今の淳を見てると、とても生き生きしてて充実してるから……。私もそのお店の出店計画に、協力してみようかなと思って……」
「由佳も、淳君のために頑張らないとね」
「なかなかエンジンは掛からないんだけど、それなりにマイペースで頑張ってみるよ」
そんな由佳が淳君の待つ家に向かったのは、それから二年後の事だった。
「いい結婚式だったねぇ。幸せそうだったぁ、由佳」
「本当に良かったよ。次は、珠美の番かな?」
「私?私は、まだまだだよ」
そうなんだ。あれから和磨とは順調に付き合っていたが、結婚の二文字はあの日から一度も出ていなかった。敢えて避けていると思った事もあったけれど、あの日、和磨が言ってくれた言葉をずっと信じて待っている自分が居て、焦りのようなものも少しはあったが、それでもあれ以来、婚活もせず忙しい和磨とたまに会って、束の間の恋人気分を味わっているだけでも結構満足していた。
「もう来年、35だよねぇ。早いなぁ」
「由佳。その後、どう?」
「うん。淳はいろいろ考えてるみたいで、自分の家で作った野菜とかも売るお店をやろうかって言い出して。今、その経営の勉強してるみたい」
「頑張ってるね。あれから半年かぁ……。でも由佳も。この朋美様のお陰で楽しそうじゃない?」
アッハ……。あの時、朋美が淳君に説教していなかったら、由佳と淳君は別れたままだったかもしれない。由佳も淳君は好きだけど、現実をちゃんと受け止める子だったから、自分は淳君の家には行かれないと思っていたんだろう。でも淳君が本当に好きで、その淳君のためならと、少し思えるようになってきたらしい。淳君がそれだけ由佳の事を考えて行動し、それでもやっぱり由佳を失いたくないと思ったから。そして由佳もまた、嫌な事が待ち受けているかもしれないけれど、淳君を信じて付いていこうと思えるようになってきたから。
「まだまだだけどね。それでも今の淳を見てると、とても生き生きしてて充実してるから……。私もそのお店の出店計画に、協力してみようかなと思って……」
「由佳も、淳君のために頑張らないとね」
「なかなかエンジンは掛からないんだけど、それなりにマイペースで頑張ってみるよ」
そんな由佳が淳君の待つ家に向かったのは、それから二年後の事だった。
「いい結婚式だったねぇ。幸せそうだったぁ、由佳」
「本当に良かったよ。次は、珠美の番かな?」
「私?私は、まだまだだよ」
そうなんだ。あれから和磨とは順調に付き合っていたが、結婚の二文字はあの日から一度も出ていなかった。敢えて避けていると思った事もあったけれど、あの日、和磨が言ってくれた言葉をずっと信じて待っている自分が居て、焦りのようなものも少しはあったが、それでもあれ以来、婚活もせず忙しい和磨とたまに会って、束の間の恋人気分を味わっているだけでも結構満足していた。
「もう来年、35だよねぇ。早いなぁ」