君がたとえあいつの秘書でも離さない
修学旅行前の子供のようにドキドキして眠れない。
荷物をまとめて、かたづけていると母から電話が来た。
「遙。元気?休みは帰ってこないの?」
「ごめんなさい。後半二日くらい帰る予定。連絡が遅くなってごめん」
「そう。仕事変わってから毎日忙しいみたいだし、心配してたのよ。お父さんも会いたがってるわ。望は今回帰ってこないみたいだけど」
「そうなの?望は司法試験受かりそう?」
「そうねえ。頑張っているみたいよお勉強。どうして弁護士なんてなりたいのかしらね?」
「望は昔から割と正義感が強いからそういうのもアリだと私は思ったけど。頭もいいし」
「とにかく、帰る前に連絡もう一度ちょうだいね」
「わかった。お父さんによろしくね」