ｶﾗﾀﾞﾀﾞｹの関係に依存していた私の話
「このタイミングで聞くのもなんだけどさ…。

よく、もう遊ぶの辞めるとか言ってるじゃん？

今も思ってる？」


「……」


痛いところを突かれてしまった。


久しぶりに棘のある質問を投げかけられた私は、少し戸惑ってしまった。


この言葉にすら戸惑ってしまう程、普段のNは私に優しかった。


「……正直、今この瞬間は思ってない。
また思う時はすぐ来るだろうけど」


「そっか。

ごめんだけど、ユキってちゃんと友達いる？

関係を持ったことがある人しか周りにいないのは、あんまり良くないかもしれないよ。

今の生活から抜け出しずらい原因にもなるだろうし。

本当に辞めたいって思うんだったら、友達を作るべきなんじゃない？ 」


その言葉通りだった。


周りの異性で関係を持ったことの無い人は、気づけばN一人だけになっていた。




私が以前、中学の頃の彼に戻って欲しいと願っていたように、彼も今同じ思いを抱えているのかもしれない。









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