敏腕外交官は傷心令嬢への昂る愛をもう止められない~最上愛に包まれ身ごもりました~

「好き……大好き……っ」
「ああ……っ。俺も、愛してる……っ」

 荒々しいキスで唇を塞がれたと同時に、一度感じたあの真っ白になる瞬間が、前回以上の快楽を伴いやってくる。

 目の前がちかちかして、全身が小刻みに震えて、叶多くんを受け入れた場所が熱く脈打った。

 のぼりつめた直後、叶多くんがギュッと私を抱きしめてくれたことまでは覚えている。

 しかし、この上なく幸せな気持ちと共に初体験の緊張から解放されたせいか、私はひどい眠気に襲われて、そのまま意識を失ってしまった。


 翌朝、私は温かな叶多くんの腕の中で目を覚まし、彼との一夜は夢じゃなかった……と安堵した。

 無防備に寝息を立てている彼は昨夜よりちょっぴり幼く見えて、きゅんと胸が鳴る。

 でも、未だにお互い裸でいるのが気恥ずかしい。

 彼を起こさないようにそっとベッドを抜け出し、床で丸まっていたワンピースを身に着けた。

 そうだ、スマホの電源を入れなきゃ……。

 ベッドに腰かけ、サイドテーブルからスマホを取る。

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