斜め前の遠藤君。
そんな妄想をしているうちに、お昼休みのチャイムが鳴った。
――あ、やっぱり今日も行くんだ
遠藤君行きつけのパン屋は住宅街にぽつんとあって、知る人ぞ知る小さなお店だった。遠藤君と同じものが食べてみたくて、実はわたしも何度か放課後に行ったことがあったりする。
ストーカーじゃないよ? そう、パンが食べてみたかっただけ。
たまたまコンビニで見かけた遠藤君が買ってたシャンプーとリンス、同じもの買って毎日それで頭洗ってるけど、たまたま香りが気に入っただけなんだもん。
遠藤君とお揃いの香りって密かによろこんではいるけど、あ、これってやっぱりストーカー?
それはさておき、わたしは慌てて教室を出た。胸にはパンがつまった袋を抱いて、遠藤君の背中を探して昇降口に向かう廊下を急いだ。
「え、遠藤君!」
――あ、やっぱり今日も行くんだ
遠藤君行きつけのパン屋は住宅街にぽつんとあって、知る人ぞ知る小さなお店だった。遠藤君と同じものが食べてみたくて、実はわたしも何度か放課後に行ったことがあったりする。
ストーカーじゃないよ? そう、パンが食べてみたかっただけ。
たまたまコンビニで見かけた遠藤君が買ってたシャンプーとリンス、同じもの買って毎日それで頭洗ってるけど、たまたま香りが気に入っただけなんだもん。
遠藤君とお揃いの香りって密かによろこんではいるけど、あ、これってやっぱりストーカー?
それはさておき、わたしは慌てて教室を出た。胸にはパンがつまった袋を抱いて、遠藤君の背中を探して昇降口に向かう廊下を急いだ。
「え、遠藤君!」