あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした
あやの先輩のことをいつも考えちゃって…。
何してるのかなとか無意識に考えてて…。
連絡先を知らなかったとわかったらわからないモヤモヤが広がって…それを……。
──嫉妬っていうのか?
『優星?』
「あとその好きな人見ると周りがキラキラ輝いて見えて、その人といると楽しくて時間が経つのが早く感じて、2人でいたいって思ったり、幸せな瞬間だとずっとこのままその時間が続けばいいのにって」
そうだ……。
僕もそう思ったんだ。
あやの先輩を見ると周りがキラキラ輝いてて、直視なんてできなくて……。
あやの先輩といると毎日が楽しくて時間があっという間に過ぎて……。
あやの先輩と2人であの時も食事したかった。
あやの先輩が昨日僕の手を繋いでいた時もこの瞬間がずっと続けばいいのにって……。
……僕はそう思ったんだ。
これが……。
『優星!優星!』
恋…なのか?
< 49 / 179 >

この作品をシェア

pagetop