極上イケメンと溺甘同居。 〜何もかも失った私が、イケメン建築士に毎日愛された結果。〜
その日の夜。
「……これ、気合い入れすぎたかな?」
私は、あの後に下着があまり可愛くないものが多いと気付いて急いで買いに行った。そのランジェリーを身につけワンピースタイプのスウェットを着てから優澄さんのお部屋の前に訪れていた。ドアをノックすると部屋の中から返事が聞こえてドアが開いた。そこから優澄さんが出てきて「入って」と言いながらそっと手首を掴んで部屋の中に彼は招き入れた。
「いらっしゃい、暖乃さん」
「……っお、お邪魔しますっ」
「そんなに緊張しないでもいいよ、暖乃さんは経験……あるんじゃないの?」
「えっ、あ……すみません、実は、なくて」
現在二十七歳、浮気された彼氏とは五年は付き合っていた。だから経験バリバリあるでしょ、って思われても仕方ない。だけど、全くって言ってもいいほどに何もされていない……処女、なのだ。
「……それって、したことないってこと? 一回も?」
「はい、がっかりしましたか?」
「全然、とても嬉しいよ。暖乃さん……まず、キスしてみよ」
優澄さんは私をベッドに座らせると灯りを少し暗めにして彼は横に座った。横に座ってお互い、見つめ合うと優澄さんが私の頬に触れた。そしてそっと、唇に唇を重ねる。これだけでも全身の感覚が研ぎ澄まされていく感じがする。優澄さんは、頬を触り髪に触れた。そしてさまざまな場所を這わすように触れると、触れるだけのキスが舌を絡め合うようなキスに変わっていく。
ドラマで見るような、ディープキス……そう言えばこんなキス、元カレとはしたことなかったなってそんなことを考えてしまった。
「……何考えてるの、暖乃」
「えっ、いや……あの、元カレとはこんなふうにキスしたことなかったな、って……ご、ごめんなさい」
「俺とキスしてんのに他の男のこと考えんなよ。ムカつく」
そう言うと、噛み付くようなキスを優澄さんがしてきた。
「……んんっ」
「可愛いね、暖乃さん」
「な、何がっ」
「そのとろけた顔がとても可愛い……俺だけしか知らないなんて、めっちゃ幸せ」