庇護欲強めの彼に守られ、愛されました
剣崎さんはおもむろにスーツの内ポケットから名刺入れを取り出し、自分の名刺を私に渡した。
民間警備 ㈱強靭エスコート
身辺警護人 剣崎 亨
名刺にはそう書かれてあった。
「身辺警護?」
「俺の場合、建物じゃなくて人の警護なんだ」
警備員の制服を着てビルの正面玄関に立っていたり、夜間の見回りをしているのだと勝手に思い込んでいたが、それとは全然違っていた。
「SPとか、そういう感じですか?」
「ああ。でも、SPは警察官だけど、俺は民間のボディーガード。身を挺して対象を守る仕事」
今まではあまり気に止めていなかったが、よく見ると剣崎さんは肩幅も広く、スーツ姿でもしっかりと筋肉が付いているのがわかる。
定期的にジムに通い、ハードなトレーニングをしているのだろう。
「危険なお仕事だったんですね」
「でも相手が丸腰なら負けない自信はあるよ。子供のころから空手や柔術をやってきたし、趣味程度にキックボクシングの経験もあるから」
「あの! 突然なんですけど剣崎さんに相談があります! 話を聞いてもらえませんか?」
気が付けば私は彼の両手をガッチリと掴んで真剣に懇願していた。
実は最近悩んでいることがあり、その相談相手には剣崎さんがピッタリだと思ったからだ。
戸惑いながらもうなずいてくれた彼を改めて部屋に招き入れ、リビングのラグの上に座ってもらった。
キッチンで冷たいお茶を用意したあと、私も同じように腰を落として静かに話を切り出す。
民間警備 ㈱強靭エスコート
身辺警護人 剣崎 亨
名刺にはそう書かれてあった。
「身辺警護?」
「俺の場合、建物じゃなくて人の警護なんだ」
警備員の制服を着てビルの正面玄関に立っていたり、夜間の見回りをしているのだと勝手に思い込んでいたが、それとは全然違っていた。
「SPとか、そういう感じですか?」
「ああ。でも、SPは警察官だけど、俺は民間のボディーガード。身を挺して対象を守る仕事」
今まではあまり気に止めていなかったが、よく見ると剣崎さんは肩幅も広く、スーツ姿でもしっかりと筋肉が付いているのがわかる。
定期的にジムに通い、ハードなトレーニングをしているのだろう。
「危険なお仕事だったんですね」
「でも相手が丸腰なら負けない自信はあるよ。子供のころから空手や柔術をやってきたし、趣味程度にキックボクシングの経験もあるから」
「あの! 突然なんですけど剣崎さんに相談があります! 話を聞いてもらえませんか?」
気が付けば私は彼の両手をガッチリと掴んで真剣に懇願していた。
実は最近悩んでいることがあり、その相談相手には剣崎さんがピッタリだと思ったからだ。
戸惑いながらもうなずいてくれた彼を改めて部屋に招き入れ、リビングのラグの上に座ってもらった。
キッチンで冷たいお茶を用意したあと、私も同じように腰を落として静かに話を切り出す。