宮野くんに伝えたい想い~夢の世界から戻る方法は『好き』を伝え合うこと
 しばらく歩くと木があり、青色の小鳥が枝にいた。

「わぁ! 可愛い!」

 実は小鳥が大好き。
 私は走って小鳥の元へ。

「ここに来てから生き物見るのって、初めてだよね?」
「そうだな」
「小鳥さん。この世界、他に誰かいますか?」
 
 返事するわけないよねって、思っていたのに「あっち……」って言いながら、小鳥が遠くを見た気がした。

「今、小鳥、何か言った?」
「鳴き声しか聞こえなかったけど」
「えっ? 今あっちって言いながら遠くの方見てた……気のせいだったのかなぁ」
「とりあえず、鳥が見た方向に行ってみるか?」
「うん」

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