宮野くんに伝えたい想い~夢の世界から戻る方法は『好き』を伝え合うこと
 結局ずっと、宮野くんに話しかけれなかった。

 宮野くんは自分の家にいて、私も顔を合わすのが気まずかったから自分の家にいた。

 葵ちゃんも私の家にいてくれて、新井くんは宮野くんの家に。

 いつも一緒に食べていたご飯も別々で。

 葵ちゃんがいてくれてよかったけれど、宮野くんと別の家で過ごすのは、すごくすごく寂しかった。

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