幸せを受け止めて~騎士団長は月夜に淑女をさらう~

久しぶりのロートシルト家

ギュンターとクララのデートはもっぱら乗馬での遠乗りだった。
2人で馬に乗って、王都の外れにある森の中を駆け回り、
バスケットに入れて持ってきたサンドイッチを食べておしゃべりをする。

一般的な貴族のデートとはかけ離れていたが、
森の中では人目を気にする必要がなく、
クララと2人きりの時間を目いっぱい過ごすことが出来るので
ギュンターは大満足だった。
乗馬デートの時はクララも乗馬服を着用しているのだが、
ピタッとした乗馬ズボンからは長いカモシカのような足と大き目のプリっとしたお尻の形が丸分かりで、
とてもセクシーだ。
露出度ゼロの服なのに、ギュンターは無性にドキドキしてしまう。
(俺って尻フェチだったのか・・・!?)

今日も前を歩くクララのお尻を無意識に見つめていたら、
視線が気になったのかクララが後ろを振り返る。
「ギュンター様、どうしたの?」
声をかけられたギュンターはハッと我に返る。
馬鹿正直に『君のお尻に目が釘付けになっていた』なんて言えるわけがない。
「ん?ちょっと考え事をしてただけだよ。」
何でもない風に装って、クララの腰に手をやる。
「さぁ、ちょっと休憩しようか。」

ちょうど森の中の泉が湧いている場所に着いたので、
それぞれの馬に水を飲ませ、
自分たちはサンドイッチやオレンジジュースをバスケットから出して
ランチタイムにする。
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