転生公爵令嬢のイチオシ!
講堂Bにはお客様がもう集まり始めていた。
セットの周りには全体を見渡せる席も用意されている。
そちらにもお客様が入れるようになっていて、この世界ではたぶん初めてであろう『脱出ゲーム』というものがどんなゲームかを分かりやすくしている。
各自持ち場についてご案内を開始した。
皆楽しんでくれるといいな。
ーー『脱出ゲーム』とは ーー
謎を解いて閉じ込められた部屋から脱出する鍵を見つけます。
各部屋を脱出して行きゴールを目指します!
各部屋には問題が置かれてあり、謎を解く為のヒントが3つ隠されています。
隠されたヒントを見つけてすべての謎を解き、無事脱出して宝物を受け取って下さい!
『楽しそうですわね!』
『本当だ!』
『私達も並ぼう!』
評判は上々のようだ!
ゲームの列のご案内係。
各ゲームの部屋の説明する係。
客席への誘導係。
最後に宝物を渡す係。
最後の部屋を脱出したあとに渡す宝物はクッキーにした。
皆でいっぱい作って少しずつ包み、可愛らしくラッピングして用意した。
その時にクラスのご令嬢方とも仲良くなれた!
私はゲームをクリアした人へ宝物のクッキーを渡す係。
みんな楽しんでくれたみたい!笑顔で出てくる!
「メリアーナ!」
レイ様がヴァリテ様と一緒に出てきた!
「レイ様!ヴァリテ様!脱出おめでとうございます!宝物をどうぞ!」
「ありがとう。楽しかったよ」
「本当に。よくこんなゲーム思いついたね!」
ヴァリテ様が感心してくれた。
「あ、ははは…」
元々違う世界にあるゲームなのです。
「さて、私はここで。レイはもうひとつのゲームに行って来いよ!」
「え?」
レイ様が不思議そうな顔でヴァリテ様を見ている。
そう。実はこの広い講堂が使用できるのでもうひとつ別の世界観でゲームを作ってある。
でも私はそちらのゲームを作るチームではなかったから内容が分からないのだ。
里英ちゃんに聞いても『当日のお楽しみよ!』と教えてくれなかった。
「メリアーナ様も宝物を渡す係はここまででいいわ。ストライブ様と一緒に行ってきて!」
早苗様が背中を押す。
「え?おい!アレックス!」
「ええ?サナエラ様!?」
ふたりして謎のゲームの中に押し込まれた。
セットの周りには全体を見渡せる席も用意されている。
そちらにもお客様が入れるようになっていて、この世界ではたぶん初めてであろう『脱出ゲーム』というものがどんなゲームかを分かりやすくしている。
各自持ち場についてご案内を開始した。
皆楽しんでくれるといいな。
ーー『脱出ゲーム』とは ーー
謎を解いて閉じ込められた部屋から脱出する鍵を見つけます。
各部屋を脱出して行きゴールを目指します!
各部屋には問題が置かれてあり、謎を解く為のヒントが3つ隠されています。
隠されたヒントを見つけてすべての謎を解き、無事脱出して宝物を受け取って下さい!
『楽しそうですわね!』
『本当だ!』
『私達も並ぼう!』
評判は上々のようだ!
ゲームの列のご案内係。
各ゲームの部屋の説明する係。
客席への誘導係。
最後に宝物を渡す係。
最後の部屋を脱出したあとに渡す宝物はクッキーにした。
皆でいっぱい作って少しずつ包み、可愛らしくラッピングして用意した。
その時にクラスのご令嬢方とも仲良くなれた!
私はゲームをクリアした人へ宝物のクッキーを渡す係。
みんな楽しんでくれたみたい!笑顔で出てくる!
「メリアーナ!」
レイ様がヴァリテ様と一緒に出てきた!
「レイ様!ヴァリテ様!脱出おめでとうございます!宝物をどうぞ!」
「ありがとう。楽しかったよ」
「本当に。よくこんなゲーム思いついたね!」
ヴァリテ様が感心してくれた。
「あ、ははは…」
元々違う世界にあるゲームなのです。
「さて、私はここで。レイはもうひとつのゲームに行って来いよ!」
「え?」
レイ様が不思議そうな顔でヴァリテ様を見ている。
そう。実はこの広い講堂が使用できるのでもうひとつ別の世界観でゲームを作ってある。
でも私はそちらのゲームを作るチームではなかったから内容が分からないのだ。
里英ちゃんに聞いても『当日のお楽しみよ!』と教えてくれなかった。
「メリアーナ様も宝物を渡す係はここまででいいわ。ストライブ様と一緒に行ってきて!」
早苗様が背中を押す。
「え?おい!アレックス!」
「ええ?サナエラ様!?」
ふたりして謎のゲームの中に押し込まれた。