婚約破棄された王太子を慰めたら、業務命令のふりした溺愛が始まりました。2
「あ、あ、す、すみません! というか、こ、これはどういう状況でしょうか!?」
「ラティ……!!」
フィル様が感極まった様子で私を強く抱きしめた。なんだかいつもと違う様子に私はされるがままになっている。私を抱きしめるフィル様の腕がわずかに震えているようだ。
それになんだかやつれた様子で、目の下にはくまができていた。どうやらかなり心配をかけてしまったようだ。そっと背中に手を回して、囁くように疲労回復の治癒魔法をかけた。治癒魔法の白い光も収まりすっかり疲れも回復したはずなのに、フィル様は私を抱きしめたまま離そうとしない。
「フィル様……?」
「よかった、やっとラティの目が覚めた……よかった」
「あの……なにがどうなっているのですか……?」
それから落ち着きを取り戻したフィル様が、私が倒れた後のことを聞かせてくれた。
驚くことに私が倒れてからすでに三日が経ち、本当に危険な状態だったらしい。果実水を飲みながら、ひと通り聞き終え私も倒れた時のことを尋ねられた。
「ラティ……!!」
フィル様が感極まった様子で私を強く抱きしめた。なんだかいつもと違う様子に私はされるがままになっている。私を抱きしめるフィル様の腕がわずかに震えているようだ。
それになんだかやつれた様子で、目の下にはくまができていた。どうやらかなり心配をかけてしまったようだ。そっと背中に手を回して、囁くように疲労回復の治癒魔法をかけた。治癒魔法の白い光も収まりすっかり疲れも回復したはずなのに、フィル様は私を抱きしめたまま離そうとしない。
「フィル様……?」
「よかった、やっとラティの目が覚めた……よかった」
「あの……なにがどうなっているのですか……?」
それから落ち着きを取り戻したフィル様が、私が倒れた後のことを聞かせてくれた。
驚くことに私が倒れてからすでに三日が経ち、本当に危険な状態だったらしい。果実水を飲みながら、ひと通り聞き終え私も倒れた時のことを尋ねられた。