ダイエット中だけど甘い恋を食べてもいいですか?
私達を乗せた車は千葉方面へと向かって行った。
都会の街並みを抜けると、自然豊かな景色が窓の外に広がる。
たくさんの黄色い菜の花が道路わきで私達を出迎えてくれているようだった。
心なしか、窓から入って来る風の空気も清らかに感じられた。
響さんはカーラジオから流れるポップソングに合わせて、鼻歌を歌っている。
「響さん、この新曲、もう知ってるんですね。」
「ああ。芽衣の影響で、最近のヒット曲も聴くようになったんだ。オジサンの頑張りを褒めてくれ。」
「はいはい。よく頑張りました。」
「なんか馬鹿にしてねえか?」
「してませんって。」
そんな軽口を叩きながら、いつのまにか車は高原の中を走っていた。
フロントガラスから赤い三角屋根にピンク色の壁の可愛い建物が見えて来た。
車はその建物の脇で止まった。
「ここが目的地・・・?」
「ああ。」
その建物には看板がかかっていて、どうやらなにかしらのお店らしかった。
思わずその看板に書かれてある店名を、声を出して読み上げてしまった。
「スイーツ☆べじたぶる・・・?!」
「ははっ。なんのひねりもない店名だよな。ここは野菜で作ったケーキやアイスクリームを食わせてくれる店なんだ。」
「そうなんですね。」
「芽衣。ここからは、俺は君の彼氏。君は俺の彼女。いいね?」
「は、はい。」
改めてそう宣言されると、ドキドキしてしまう。
響さんがガラスの扉を押すと、チリリンと鈴の音が鳴った。
私も響さんの背中に付いて、店に足を踏み入れた。
都会の街並みを抜けると、自然豊かな景色が窓の外に広がる。
たくさんの黄色い菜の花が道路わきで私達を出迎えてくれているようだった。
心なしか、窓から入って来る風の空気も清らかに感じられた。
響さんはカーラジオから流れるポップソングに合わせて、鼻歌を歌っている。
「響さん、この新曲、もう知ってるんですね。」
「ああ。芽衣の影響で、最近のヒット曲も聴くようになったんだ。オジサンの頑張りを褒めてくれ。」
「はいはい。よく頑張りました。」
「なんか馬鹿にしてねえか?」
「してませんって。」
そんな軽口を叩きながら、いつのまにか車は高原の中を走っていた。
フロントガラスから赤い三角屋根にピンク色の壁の可愛い建物が見えて来た。
車はその建物の脇で止まった。
「ここが目的地・・・?」
「ああ。」
その建物には看板がかかっていて、どうやらなにかしらのお店らしかった。
思わずその看板に書かれてある店名を、声を出して読み上げてしまった。
「スイーツ☆べじたぶる・・・?!」
「ははっ。なんのひねりもない店名だよな。ここは野菜で作ったケーキやアイスクリームを食わせてくれる店なんだ。」
「そうなんですね。」
「芽衣。ここからは、俺は君の彼氏。君は俺の彼女。いいね?」
「は、はい。」
改めてそう宣言されると、ドキドキしてしまう。
響さんがガラスの扉を押すと、チリリンと鈴の音が鳴った。
私も響さんの背中に付いて、店に足を踏み入れた。