クールな救急医は囲い娶ったかりそめ妻に滾る溺愛を刻む【ドクター兄弟シリーズ】
不安に押しつぶされそうになった私は、スマホを手にして電話帳に登録しておいた堀田先生の電話番号を表示する。
外来はもう終わってしまっているため、今の症状を話して、次の受診まで待っても問題ないか尋ねたいのだ。
しかし、自分の我慢が足りないだけではないかとか、忙しい彼の手を煩(わずら)わせてはいけないとか、様々なことを考えてなかなかボタンを押せない。
「どうしよう」
けれど、このまま手遅れになるようなことがあったらと、思いきってボタンを操作した。
十コールでつながらなければ、電話どころではないだろうから切ろう。
そう思ってコール音を数えだす。
八コール、九コール……。
切るためにボタンに手を置いたそのとき、『もしもし』という堀田先生の声が聞こえてきたので慌てて耳に持っていく。
「も、もしもし。吉木です。事故でお世話になった……」
外来はもう終わってしまっているため、今の症状を話して、次の受診まで待っても問題ないか尋ねたいのだ。
しかし、自分の我慢が足りないだけではないかとか、忙しい彼の手を煩(わずら)わせてはいけないとか、様々なことを考えてなかなかボタンを押せない。
「どうしよう」
けれど、このまま手遅れになるようなことがあったらと、思いきってボタンを操作した。
十コールでつながらなければ、電話どころではないだろうから切ろう。
そう思ってコール音を数えだす。
八コール、九コール……。
切るためにボタンに手を置いたそのとき、『もしもし』という堀田先生の声が聞こえてきたので慌てて耳に持っていく。
「も、もしもし。吉木です。事故でお世話になった……」