クールな救急医は囲い娶ったかりそめ妻に滾る溺愛を刻む【ドクター兄弟シリーズ】
きっと優しい人なのだ。話し方も刺々(とげとげ)しくなくて、助けてもらったときの印象とはまるで違う。
あのときは緊迫した場面だったので、当然といえば当然だけど。
「まあ、ゆっくり考えて。まだ体が万全じゃないのに疲れただろう? 今日はとにかく体を休めよう」
とてもありがたい申し出だった。
そろそろ鎮痛剤の効果が薄れつつあり、痛みも増してきている。
おまけに逃げられたと思っていたストーカーに捕まるという悪夢のような出来事があり、なにを考えたらいいのかわからないほど心も疲弊していた。
「それにしても、こんな薄暗くなってからどこに行ってたんだ?」
「あ……」
生理用品のことなんてすっかり頭から飛んでいた。
あの買い物袋は……藤野さんがそのまま持ち去ったような。
中を見られていると思うと気分が悪い。
余計なことまで考えて顔が険しくなる。
「どうした?」
あのときは緊迫した場面だったので、当然といえば当然だけど。
「まあ、ゆっくり考えて。まだ体が万全じゃないのに疲れただろう? 今日はとにかく体を休めよう」
とてもありがたい申し出だった。
そろそろ鎮痛剤の効果が薄れつつあり、痛みも増してきている。
おまけに逃げられたと思っていたストーカーに捕まるという悪夢のような出来事があり、なにを考えたらいいのかわからないほど心も疲弊していた。
「それにしても、こんな薄暗くなってからどこに行ってたんだ?」
「あ……」
生理用品のことなんてすっかり頭から飛んでいた。
あの買い物袋は……藤野さんがそのまま持ち去ったような。
中を見られていると思うと気分が悪い。
余計なことまで考えて顔が険しくなる。
「どうした?」