愛してると言わせたい――冷徹御曹司はお見合い妻を10年越しの溺愛で絆す
なんと答えるのが正解だったのかと考えながら、成美はぎこちない笑みを返した。
翌朝、六時二分前に成美はパッと目覚めた。
携帯電話のアラームを六時にセットしていてもいつも数分前に自然と起きるので、鳴らしたためしはない。
広さ十二畳の寝室はベッドカバーとラグ、カーテンが藍色で統一されている。
中央に置かれたキングサイズのベッドで身を起こし、隣で寝息を立てている夫を見た。
頼もしくリードしてくれる大人な彼でも、寝顔は無防備で可愛らしい。
視線を下げると裸の大胸筋が目に映り、昨夜の情事を思い出してポッと頬を染めた。
週に一、二度は体を求められ、その行為は徐々に激しくなっている。
初めの頃は妻として夜の務めをしっかり果たさなければという気持ちが強かったが、快感を覚えた今は抱かれる喜びを感じる。
夫に開発された体は容易に高みに上らされ、昨夜は自分の大きな喘ぎ声に驚いた。
(恥ずかしいから、次は理性を保っていられるようにしないと)
朝陽を起こさないよう気をつけてベッドから抜け出し、寒そうな肩まで毛布を引き上げてそっと寝室を出る。
翌朝、六時二分前に成美はパッと目覚めた。
携帯電話のアラームを六時にセットしていてもいつも数分前に自然と起きるので、鳴らしたためしはない。
広さ十二畳の寝室はベッドカバーとラグ、カーテンが藍色で統一されている。
中央に置かれたキングサイズのベッドで身を起こし、隣で寝息を立てている夫を見た。
頼もしくリードしてくれる大人な彼でも、寝顔は無防備で可愛らしい。
視線を下げると裸の大胸筋が目に映り、昨夜の情事を思い出してポッと頬を染めた。
週に一、二度は体を求められ、その行為は徐々に激しくなっている。
初めの頃は妻として夜の務めをしっかり果たさなければという気持ちが強かったが、快感を覚えた今は抱かれる喜びを感じる。
夫に開発された体は容易に高みに上らされ、昨夜は自分の大きな喘ぎ声に驚いた。
(恥ずかしいから、次は理性を保っていられるようにしないと)
朝陽を起こさないよう気をつけてベッドから抜け出し、寒そうな肩まで毛布を引き上げてそっと寝室を出る。