愛してると言わせたい――冷徹御曹司はお見合い妻を10年越しの溺愛で絆す
玄関まで出迎えなかったのを謝ったのだが、朝陽に首を傾げられた。
(私の言い方、おかしかった?)
成美は目を瞬かせつつ、彼の鞄を受け取ろうと手を差し出す。
しかし渡されたのは紙袋の方だった。
「お土産だよ。空港で買ったお菓子と、先方からいただいた特産のマンゴー」
中を見ると、お菓子は五箱も入っている。
いただき物は別として、たくさんのお土産を持っての移動は大変だったろうと申し訳なく思った。
「ありがとうございます。重たいのにすみません」
眉尻を下げて微笑めば、また首を傾げられた。
「お菓子だよ。少しも重くない」
「そうですか……あの、鞄を片づけてきます」
「自分でやるよ」
成美の頭をポンポンと優しく叩き、朝陽が階段を上っていった。
お土産しか持っていない手を見つめ、成美は悪さをした気分になる。
(妻としての役目を果たせていない。もっと頑張らないと)
紙袋からお土産を出して片づけ、それならば夫のために夕食の品数を増やそうと気合を入れた。
(私の言い方、おかしかった?)
成美は目を瞬かせつつ、彼の鞄を受け取ろうと手を差し出す。
しかし渡されたのは紙袋の方だった。
「お土産だよ。空港で買ったお菓子と、先方からいただいた特産のマンゴー」
中を見ると、お菓子は五箱も入っている。
いただき物は別として、たくさんのお土産を持っての移動は大変だったろうと申し訳なく思った。
「ありがとうございます。重たいのにすみません」
眉尻を下げて微笑めば、また首を傾げられた。
「お菓子だよ。少しも重くない」
「そうですか……あの、鞄を片づけてきます」
「自分でやるよ」
成美の頭をポンポンと優しく叩き、朝陽が階段を上っていった。
お土産しか持っていない手を見つめ、成美は悪さをした気分になる。
(妻としての役目を果たせていない。もっと頑張らないと)
紙袋からお土産を出して片づけ、それならば夫のために夕食の品数を増やそうと気合を入れた。