イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 その日。

 紫は足の痛みがあるのにもかかわらず、長時間外を歩き続け、マンションへ戻ったときには熱が出ていた。

 彰は明日から三日間河田病院シフトだった。

 翌日。

 紫ははじめて熱で病院を休んだ。
 光琉は病院で紫が休みだと聞いて、驚いた。

 「どうしたんです、あいつ?」
 
 「何か、熱があるそうですよ。足の状態も最近良くなかったみたいで……」
 
 光琉は驚いて、仕事を急いでかたづけると早めにマンションへ戻った。

 
< 131 / 311 >

この作品をシェア

pagetop