イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す

 「ちょっと待ってろ」

 そう言って、五分後玄関のドアが開いた。
 すごい音がして、光琉が現れた。

 「え?どうやって開けたんですか……」
 
 「管理人に急病人だって話したんだよ」
 
 「……」

 光琉は彼女のおでこに手を当てて、しかめっ面をし、布団をはいで足首を触った。

 「お前。これどういうことだ?何したんだ、足。三倍くらいにふくれてるぞ」
 
 「少し長いお散歩をして……」
 
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